経営セーフティ共済シミュレーション
経営セーフティ共済 (中小企業倒産防止共済) の掛金で今いくら税が軽くなるか、解約する年にいくら戻すことになるか、通算で手元にいくら残るか、掛金を元にいくらまで借りられるかを、その場で無料で試算できます。計算はすべてお使いのブラウザの中だけで行われます。入力した数字がお客様の情報と結び付くことはありません (IP アドレス等は記録しません)。
結果の例 — 個人事業主・事業所得600万円・掛金月10万円を40か月・個人事業税の対象の場合: 掛金月額100,000円を40か月つづけると、積立期に合計1,615,024円の税が軽くなり、解約する年に1,632,823円の税を納めることになります (軽くなった分をあとで払う形です)。通算では17,799円の持ち出しになります。数字を変えて、あなたの条件でその場で試算できます。
このページについて — 使い方は 1 → 2 → 3 の順、解説は気になるところから
数字を入れる
見本の数字が入っています。ご自身の数字に書き換えて「試算する」を押します。
STEP 2結果を読む
結論の 1 文と帯グラフを見て、必要なら前提を開いて確かめます。
STEP 3次の一歩
実行の前に、あなたの数字で無料相談。AI にそのまま相談もできます。
読み方この試算の読み方
何と何を比べているか
誤解よくある誤解
勘違いしやすい点
STEP 2 — 結果
解約する年に大きな経費 (役員退職金・大規模修繕・赤字) をぶつけると、出口の税が減り、通算がプラスになります。「3. 解約する年の予定」の欄に入れると、この表の税と通算がそのまま動きます。
くわしい内訳と前提を見る — 出口の税・借入枠・前提
入口: 掛金と軽くなる税 (1年あたり)
- 掛金 (年額)
- 軽くなる税 (年額)
- 実質負担 (年額)
- 実質負担 (月額)
- うち 所得税 + 住民税
- うち 国民健康保険料
- うち 個人事業税
掛金は所得控除ではなく必要経費なので、事業所得そのものが下がります。だから所得税・住民税だけでなく、国民健康保険料と個人事業税まで下がります。小規模企業共済 (所得控除) との大きな違いです。
掛金は法人なら損金 (会社の経費)、個人事業主なら事業所得の必要経費になります。軽くなる税は、掛金を払わなかった場合との差額です。
積立の到達点 (通算)
- 実際に積める月数
- 掛金の総額
- 軽くなる税の累計
- 実質負担の累計
この掛金では、積立限度額の800万円に か月 で到達します。そこから先は掛金の請求が止まるため、入力した月数まで積み上がりません。
最後の か月目 は残りの 円 だけの請求で800万円に達します。
掛金の総額は800万円が上限です。上限に達すると自動的に請求が止まります (掛止めの手続きは要りません)。
出口: 解約したときに戻す税
- 解約手当金の支給率 (任意解約)
- 受け取る解約手当金
- 解約手当金にかかる税
- 解約手当金の手取り
解約手当金は、法人なら益金 (会社の収入)、個人事業主なら事業所得の収入金額にまるごと算入されます。退職所得控除のような優遇はありません。
この月数では掛金納付月数が40か月に届かないため、解約手当金が掛金の総額を下回ります (元本割れ)。
入力いただいた経費 (損金) を解約する年にぶつけた前提で計算しています。実際に同じ年に同じ額の経費 (損金) を出せるかどうかが、この試算の前提のすべてです。
通し: 先送りした税は、いくら残るか
- 通算で手元に残る額
- 入口で軽くした税のうち、出口で戻る割合
「通算で手元に残る額」は、解約手当金の手取りから実質負担の累計を引いた金額です。掛金は経費になっても、解約すれば全額が収益に戻ります。この数字がほぼ 0 なら、税を先送りしただけということです。マイナスなら、入口より高い税率で出口の課税を受けています。法人の税率は課税所得400万円・800万円を境に段階が上がるため、少しずつ引いた掛金と、まとめて乗る解約手当金とでは、かかる税率の段階が違うことがあります。
プラスにするには、解約する年に大きな経費 (損金) をぶつける必要があります。役員退職金を出す年に合わせるのが最も一般的な設計です。ただし、ぶつける経費が所得を上回って赤字になる場合、この試算はその赤字 (欠損金) を翌年以降の利益と相殺できる分を数えていません。翌年以降も利益が出る会社では、実際に残る額はここに出る数字より小さくなります。
借りられる枠の目安
- 共済金の貸付け (取引先が倒産したとき)
- 一時貸付金 (倒産が起きていなくても)
共済金の貸付けは、掛金総額の10倍 (上限8,000万円) と、回収困難になった売掛金債権等の額とのいずれか少ない額までです。ここに出しているのは掛金総額の10倍の側だけなので、実際の被害額によってはこれより小さくなります。無担保・無保証・無利子ですが、借りた額の10分の1が積み立てた掛金から消えます。
共済金の貸付けは、加入後6か月以上かつ6か月分以上の納付が要件です。この月数ではまだ要件を満たしません。
この掛金と月数では、一時貸付金の下限 (30万円) にまだ達しません。
この試算の前提
毎年同じ所得・同じ掛金が続くものとして、軽くなる税を積立月数ぶん積み上げています。解約は自分の意思でやめる任意解約とし、解約する年の所得も入力いただいた所得と同じものとしています。前納・前納減額金・共済金の貸付けを受けた場合の掛金の減少は織り込んでいません。実際には所得も制度も動くため、方向をつかむための目安としてご覧ください。
※概算です (令和8年分の所得税・令和8年度の江東区国民健康保険料で計算)。制度の数値は中小機構「経営セーフティ共済 制度のしおり」(令和8年1月改訂版) および「中小企業倒産防止共済加入者必携」(令和6年5月版) にもとづいています。法人税等 (法人税・地方法人税・法人事業税・法人住民税の合計) は実効税率 (法人税等を合わせた実質の税率) を課税所得400万円以下・800万円以下・800万円超の3段で計算し、法人住民税の均等割 (70,000円) を加えた概算です。個人は青色申告特別控除 (青色申告の個人事業主が所得から引ける最大65万円)・国民健康保険料・基礎控除だけを所得控除に入れています (配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除などは含めていません)。個人事業税は第1種事業の標準税率5%で計算しています。住民税の均等割・調整控除 (所得税との控除の差を埋める住民税の減額)・森林環境税 (住民税と一緒に納める年1,000円の国税) は、掛金の有無で変わらないため、軽くなる税の計算には影響しません。消費税 (免税・インボイス) はこのシミュレーションの対象外です。
経営セーフティ共済は、やめる時期を誤ると効果が消えます
- 掛金の納付が12か月未満のうちに解約すると掛け捨てになり、1円も戻りません。40か月未満の任意解約は解約手当金が掛金の総額を下回ります
- 解約手当金は全額が益金 (法人) または事業所得の収入金額 (個人) になります。小規模企業共済のような退職所得控除・公的年金等控除はありません
- 令和6年10月1日以降に解約して再加入する場合、解約の日から2年を経過する日までに支出する掛金は、必要経費または損金の額に算入できません。解約と再加入を繰り返す使い方はできなくなりました
- 掛金を経費にするには、法人は別表十(八) (令和7年3月31日以前に終了する事業年度分は別表十(七)) と適用額明細書、個人は「特定の基金に対する負担金等の必要経費算入に関する明細書」の添付が必要です。添付がないと損金算入が認められません
いくら掛けて、いつ、何にぶつけて解約するか。加入する前に出口まで決めておくことをおすすめします。設計はご相談ください。
STEP 3 — 次の一歩
この試算から、業務の依頼へ
共済の掛金・解約計画を、決算とあわせて相談したい方へ
掛金を払う年と解約する年の試算を見たら、実際の利益や支出の予定に合わせて検討します。共済も含めて決算の見通しを整理し、記帳・申告を継続して依頼したい方へ。
- 利益と手元資金を踏まえた、掛金額・積立期間の検討
- 解約する年の利益や支出の予定を踏まえた税務の相談
- 掛金・解約手当金を含む記帳、決算・確定申告
個人事業主・ひとり社長・小さな会社に対応。freee・マネーフォワードを使い、オンラインでご相談いただけます。
依頼できる業務と料金を確認する
継続顧問の月額料金には決算・申告料を含みます。消費税申告・年末調整などは別料金です。業務の範囲と費用は、現在の料金表 (選んだ立場の表を開きます)をご確認ください。個人の確定申告だけのご依頼は確定申告の料金表のとおりで、法人の決算・申告だけの依頼は個別にお見積りします。
試算結果の要約と、依頼を検討している業務を問い合わせフォームへ引き継ぎます。送信前に確認・編集できます。
LINEで依頼について相談する (要約は自動では引き継がれません)
この結果を、普段お使いの AI で深掘り
押すと、入力した数字と試算結果がそのまま質問文になって、選んだ AI に渡ります。
Gemini など、ほかの AI に貼り付けて使えます
AI によってはそのまま回答が始まります。回答は各 AI サービスによるもので、当事務所の見解ではありません。
※免責事項: 本シミュレーションの結果は、入力された数値に基づく概算であり、内容の正確性・完全性を保証するものではありません。実際の税額・社会保険料は、個別のご事情や関係機関の判断により異なる場合があります。本シミュレーションのご利用および計算結果に基づいて行われた行為により、利用者または第三者に損害が生じた場合でも、当事務所は一切の責任を負いかねます。実行にあたっては、必ず税理士等の専門家にご相談ください。
読み方 — この試算が何を比べているか
この試算の読み方
「軽くなる税」は、掛金が無い場合との差です
掛金は法人なら損金、個人事業主なら必要経費になるため、その分だけ課税される所得が下がります。この試算では、掛金を払わなかった場合の税と、払った場合の税を両方計算し、その差額を出しています。所得が高い方ほど、同じ掛金でも軽くなる税は大きくなります。
個人事業主は、国民健康保険料と個人事業税も下がります
小規模企業共済の掛金は所得控除なので、事業所得そのものは変わらず、国民健康保険料も個人事業税も動きません。経営セーフティ共済の掛金は必要経費なので、事業所得が直接下がります。その結果、所得税・住民税に加えて国民健康保険料と個人事業税まで下がります。同じ金額を払うなら、目先の負担減はこちらのほうが大きくなります。
800万円で積立は止まります
掛金の総額が800万円に達すると、そこで請求が止まります。月200,000円なら40か月、月100,000円なら80か月です。入力した年数がこれを超えていても、掛金の総額は800万円までしか増えません。画面には実際に積める月数を出しています。
出口の税は、入口の節税を打ち消します
解約手当金は全額が収益になります。ほかに利益が出ている年に解約すると、積み立てていた期間に軽くなった税と同じか、それ以上の税を一度に払うことになります。所得が段階的な税率で計算されるため、一度に大きな収益が乗ると高い税率の帯に入り、通算でマイナスになることもあります。この試算で「通算で手元に残る額」がマイナスになるのはそのためです。
解約する年に大きな経費があると、効果が残ります
「解約する年に使う予定の大きな経費」に金額を入れると、その分だけ出口の課税が下がります。役員退職金を出す年に解約するのが最も一般的な設計です。大規模な修繕、設備の除却、赤字が見込まれる年でも同じ効果があります。ここに当てが無いまま加入すると、税を先送りしただけで終わります。
誤解 — 勘違いしやすい点
よくある誤解
「掛金が全額経費になるから節税になる」わけではありません
払った年の税は確かに減ります。しかし解約した年に同じお金が収益として戻り、そこで課税されます。制度そのものに減税の効果はなく、税を払う時期を動かしているだけです。効果が残るかどうかは、解約する年に損金を用意できるかどうかで決まります。
お金は増えません
40か月を超えて解約すれば掛金の全額が戻りますが、利息も運用益も付きません。800万円積んで戻るのは800万円です。増やす制度ではなく、資金を寝かせて税の時期をずらす制度だとお考えください。
「無利子で借りられる」にも負担があります
取引先が倒産したときの共済金の貸付けは無利子ですが、借りた額の10分の1に相当する掛金の権利が消滅します。2,000万円借りれば200万円が失われる計算です。利息の代わりにこの負担がある、と理解しておくのが正確です。
解約して入り直す使い方はできなくなりました
令和6年10月1日以降に解約して再加入する場合、解約の日から2年を経過する日までに支出する掛金は必要経費・損金になりません。40か月ごとに解約と再加入を繰り返して経費を作る使い方は、この改正で実質的に封じられています。
いくら掛けるか、いつ解約するかは、事業の見通しと役員退職金の予定で変わります。決める前に、無料相談でご相談ください。
ほかのシミュレーション: 事前確定届出給与 | 役員報酬の変更 | 役員報酬の手取り | 役員報酬・賞与と生活費の年間計画 | 消費税の申告方式 | 法人化 | 小規模企業共済 | 家賃収入の法人化 | シミュレーション一覧
制度のくわしい説明は経営セーフティ共済の解説ページをご覧ください。
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